1996-09-17 Karachi

カラーチ

ヒドイ。ヒドすぎる。人間として最悪の環境だ。

とにかくホコリがすごい。バックパックには砂がつもっている。とにかく暑い。むし暑い。頭がもうろうとする。あとは狭い。体が痛い。今回の旅で最悪の移動となってしまった。

とにかく列車は止まる。駅も、駅でないところも。

なんかポリスがチェックしたりしている。治安が悪いのは本当なんだろうか。

モエンジョ・ダーローのあたりは特に盗賊がでるらしい。インダス文明遺跡も行きたいけど生き延びるのが先だ。

大きな駅に着くごとに顔、頭、手、足を洗う。ジャリジャリだ。

何か食べねば。少しおなかが減ることだけが生きている証拠だ。

やっぱりパキ人は優しい。外国人と見ると上の物置兼寝台みたいなところをあけてくれた。何とか寝ることにしよう。と言うか寝るしかない。

川を渡る。大きな川だ。川に夕日がおちる。そうだインダス川だ。人類最初の文明がが栄えた川だ。

川が真っ赤に染まる。何だろう、この感じ。

私は文明国日本からやってきたが,ここは日本なんかができる遥か昔に高度な文明を持った世界があったところ。そこを日本では考えられないような劣悪な環境の最中にある私がいる。文明とは、人間とは、自分の存在とは、何だろう。

何でも便利で、清潔で、満たされている日本ではこんな感情はわかないだろう。私はそれを感じるためにやって来た。

9:00PMやっと着いた。カラーチーだ。

この悪名名高い暴力都市カラーチーに夜着いてしまった。外務省から観光禁止勧告が出てるらしい。内戦が起きそうだと言う。

駅前はあやしい人のデパートだ。しかもHostelは遠い。でも疲労と慣れとどうでもいいやと言う感じで何とかしよう。

パキ人に助けてもらってミニバスに乗り,何とか近くまで到着。Hostelまでの道は暗い。

なんだかんだ冷やかされる。日本人は珍しいでしょう。まあそりゃそうだ。物好きでなきゃ来ないね、こんなとこ。

なんとかHostelを発見。しかし電気がおちていると言うことで、まあ待てと言う。

とにかく入れろ!死んじまう!待たされる。

そこらへんで寝てしまう。あまりに無惨だったのか,何とかねばったあげくCheck Inn!

しかしやっぱり電気がつかない、ファンも回らない、しかも蚊がうようよいる。眠れない。体が痛い。どうなるの,これ?


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